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■ 本文
2025年10月末。
ニュース欄に「政府が造船業を強化へ」と出てきた。
こういう“国策ワード”を見ると、どうしても反応してしまう。
すぐに造船関連銘柄を一通りチェックした。
そこで目に止まったのが **名村造船(7014)**だった。
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まだ割高感がない
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ROEが高い
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放置されている印象
「これは穴場では?」と感じ、ウォッチリストへ。
▼ 名村造船、勢いづく
10月22日時点の株価は 3,840円。
「これはすぐ上がる」と直感し、予約注文を入れたところ…
→ 約定は 4,220円で20株(急騰や手数料の影響と思われる)
その後、もう少しほしいと思い
→ 4,375円で20株追加
「買う位置、ちょっと高かったかも?」
そう思った直後に状況が急変。
▼ わずか4日で 5,000円突破!
まさかの急伸。
4日ほどで一気に 5,000円台へ。
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5,555円で20株売却 → +25,040円
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下落気配で残り20株も 5,418円で売却 → +22,400円
短期間でしっかり利益を確保できたので、一旦利確。
▼ 下落後に再エントリー
名村造船はROEが高く、政府支援の追い風もある。
「まだ上がる余地はあるはず」と判断し、11月に再度購入。
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4,760円 →(11/6)4,880円売却 → +1,200円
さらに下がったタイミングで10株だけ買い直し
→ 4,510円
しかし下落が続きそうで損切り
→ -300円
結果的にはその後上昇したので、持っていてもよかった…
でも、それも経験のひとつ。
▼ 三井E&Sも調査してみた
名村造船を調べた流れで、2025年10月末に 三井E&S(7003) もチェックした。
しかし当時は、
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PERがすでに高い
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年初から大きく上昇しており、割高感
この理由でエントリーは見送り。
ところが…
テーマニュースが出た瞬間、三井E&Sもグンと5%くらいは上がった。
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10/23:5,470円 → 数日で6,120円
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その後も上下しつつ 6,867円まで上昇
2025年12月2日時点の株価は…
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三井E&S:6,283円
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名村造船:4,290円
結果として、
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三井E&S → 緩やかに上昇
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名村造船 → 10月末の購入価格付近に戻ってきた
という興味深い差が出た。
おそらく三井E&Sのほうが
「利益率・成長期待」が市場から高く評価されたのだろう。
■ 学び:テーマ株は“波に乗り遅れても、まだ取れる時がある”
今回の名村造船は、いわゆる政策テーマ株の典型。
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ニュース
→ 物色
→ 資金流入
→ 短期急騰
テーマ株は難しいが、資金が集まる時の伸びは強烈。
その波をつかめたのは、良い経験になった。
そして今回の反省はこれ。
名村造船だけでなく、三井E&Sも一緒にエントリーして、
“どちらがより強いのか” を見極めていけば良かった。
テーマ株は “強い方がさらに強くなる” ことが多い。
次はこの視点を活かしたい。