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日本人著者が初心者向けに体系的に解説してくれる実用書。 -
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■ 本文
2025年10月8日、サンリオの株価が下がってきたので「もう一度挑戦しよう」と思い、少量を予約注文して購入。忘れないうちにまずは5株。
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10月8日:7,682円 × 5株
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10月14日:7,394円 × 5株
その後、下がったところで追加し、最終的に10月31日時点では45株に。
2025年10月31日時点で約2,500円ほど含み益が出ており、「そろそろ利益確定してしまってもいいのでは?」という気持ちもありました。しかし、株価目標8,000円のレポートを目にしてしまい、あと少し待とう…と判断したことが命取りになりました。
ソニーの利確した時にも、株価目標が高かったので、まだ上がると思っていたら下がってきて思ったように利確できず、目標株価はあまり気にしない方がいいと思ったのでした。
■ 決算を境に株価が急落
11月5日の決算発表を境に株価は急降下。
たった1日で約1,000円下がり、6,442円へ。
複数のアナリスト評価や投資サイトでは「買い」「強気」、株価目標8,000円など強気の情報も多く、業績も2026年・2027年に向けて売上も純利益も伸びている。
ライセンスビジネスは在庫リスクも少なく、個人的にも良いビジネスモデルだと思っていました。順調に株価が戻るはず…と信じていたのですが、甘かった。
■ 株価が下がり続けた理由を「AI先生」に聞いた
AI先生に状況を聞いたところ、衝撃の事実が判明。
成長期待の大きい銘柄は、
「市場予想を大きく超えないと急落する」
という特徴があるらしいのです。
空売り
この時、私は初めて「空売り」という仕組みを知りました。
「株価が下がると予想した投資家が、証券会社から株を借りて売り、後で安く買い戻して差益を得る仕組み」
こんな手があったのかと。
■ サンリオの“空売り”と“信用買い残”
サンリオは空売りがかなり多く入っており、さらに信用買い残も大量。
つまり、
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株価が少し上がっても、信用組の利確で押し戻される
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空売り勢はさらに下落を誘発する動きをする
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株価はしばらく戻りにくい状況
という、典型的な“需給悪化パターン”だったのです。
この件以来、私は以下の2点を必ずチェックするようになりました。
このことがあってから、銘柄選びの際に下記2点を追加で確認するようになった。
✔ 松井証券:信用残(どれだけ信用買いが積み上がっているか)
✔ karauri.net:空売り残高(機関投資家の空売り状況)
信用買い残が多い銘柄は、株価が上がっても利確売りで戻されやすい。
これを身をもって学びました。
■ しばらくはサンリオ株を「放置する」ことに
サンリオの株価は下がり続けましたが、売上は伸びており事業自体に大きな問題はない。
そのため、信用残や空売りが整理されるまでは長期保有しつつ、状況を見守ることに決めました。
■ 学んだ教訓:「成長株の決算前は利確も検討すべき」
今回のサンリオで痛感したのは、
成長企業の決算前は“利確する勇気”も必要
ということ。
決算で織り込み済みの内容しか出なければ、
例え良い決算でも株価は容赦なく下がる。
そんな“期待の大きさゆえのリスク”を強く実感した取引でした。