「株日記」1株利益が伸びても株価が上がるとは限らない ― NEXTONEで学んだ“需給”の壁 ―

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「株日記」1株利益が伸びても株価が上がるとは限らない-NEXTONE-

 

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色々な銘柄を試しながら、今後も継続的に成長していける企業に投資したいと思い、
「EPSが伸びている」「ROEが10以上」「PERが高すぎない」 という条件で銘柄を探しました。

その中で見つけたのが NEXTONE


■ EPS(1株利益)もROEも伸び続ける成長銘柄

ROEは15.7%、来期は24.1%予想。

EPSの推移も非常に魅力的でした。

  • 2023年:65.1円

  • 2024年:54.7円

  • 2025年:71.0円

  • 2026年予想:122.8円

  • 2027年予想:158.7円

これだけ成長が続くなら株価も上がるだろうと判断し、

  • 2025年10月27日:2,210円 × 20株を購入。

株価がすぐに上がったため、
「これはやっぱり強い銘柄だ」とさらに買い増し。

  • 2,257円 × 100株を追加。

しかし、この判断が裏目に、、、。


■ 追加購入した直後から株価が下落

追加した翌日から株価は下落を始め、
1,600円付近で反発しては戻る動きを繰り返す展開に。

そこで11月25日、反発に期待して

  • 1,650円 × 20株を追加。

しかし、2025年12月現在の株価は 1,575円!


■ なぜEPSが伸びているのに株価は上がらないのか?

後になって調べてわかったことは、NEXTONEには以下の“需給の壁”が存在していました。

● 機関投資家の空売りが多い

株価を押し下げる圧力になり、上がりにくい。

● 信用買い残が多すぎる

株価が少し上がると、信用組の利確でまた下がる展開に。

● テーマ性が弱い

AI、半導体、水素などの政策テーマ株に比べると資金が集まりにくい。

購入時、このあたりの“需給面”を全く見ていませんでした。


■ 自分の成長を感じつつ、まだまだ勉強中

NEXTONEを買った2025年10月時点では、
空売りや信用残を確認する重要性 を理解していませんでした。

今では、

  • 信用買い残

  • 空売り状況

を必ずチェックしてから購入するようになり、
数カ月前より確実に見るべきポイントは増えたと思います。

少し下がった段階で損切りするべきか迷ったこともありましたが、
「そのうち戻るだろう」と放置した判断も、今思えば甘かったのかもしれません。


■ それでもNEXTONEは長期で成長が期待できる

NEXTONEは 音楽著作権管理 という安定収益モデルを持っています。

今後期待できる成長要因

  • ストリーミング市場の拡大(Spotify、Apple Music)

  • 海外市場への展開余地

  • 有名アーティストとの契約増加

  • EPS成長が強い

  • 少額ながら株主配当あり

短期では需給に押されますが、
長期的な市場拡大に乗れる可能性は十分あります。

年末に海外投資家の空売りポジション整理が入り、
買い戻しで反発してくれることを願いつつ、しばらく様子を見ることにしました。

つづき

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