実家の片付け【相続後負債の不動産にしないために】

実家の片付け ブログ
40、50代になると、親しい人の親が亡くなったり、知り合いが病気になったり身体を悪くして杖をつくようになったり、時には、癌、心臓病になってしまったなど、若い頃とはまわりの状況が変わってきて、自分の老後の事を考え始める時期ではないでしょうか?
両親亡き後、実家を相続してみて、声を大にして言いたい事は、「実家の片付けは早めにはじめよう!」です。
相続後から発生する固定資産税、家の維持費を払うのは意外と大変です。
実家を相続後に負債の不動産にしないための対策を考え実家を片付けた時の体験談を残しておきます。

 

この記事で分かる事
実家を負債にしないための対策

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実家の片付けは何故早めに始めるべきなのか?

実家の片付けを早めに始めておいた方がいいのは、

ー 相続後は実家の維持費がかかるから

実家を使わない物の物置として使っていた時に突然実家を相続することになると、使わないものの物置のために家の維持費を支払い続けることになる日が来ます。

例えば、
・固定資産税
・火災保険
・自然災害があれば修繕費
・古くなってくると屋根の修理や外壁の修理
などなど。不動産の維持費は意外とかかります。
実家を使わない物の物置として使っていた時に突然実家を相続することになると、使わないものの物置のために家の維持費を支払い続けることになる日が来ます。
実際実家を相続してみると分かるのですが、親が他界するということは、葬儀の準備、親の確定申告、相続税を計算して申請するか、遺産相続等々、やる事が沢山あります。
例えば、親の確定申告、相続税申告は期限が決まっているので、期限のあるものからやると、実家の片付けまで手が回らないというか、早めに実家を片付けておいて良かったと思っています。
何故なら、親が亡くなったばかりの時に思い出の品を整理すると感情も入り、時間がかかってしまう可能性がありますし、実家の片付けよりもやる事が山ほどあるからです。
実家を片付けることで金銭面以外のメリットもあります。例えば、

スペースが増えることで生活が快適になる。

物が整理されていることで物を探す時間を短縮できる。

不要な物が減ることで転倒のリスクが減る。

等々です。

 

実家を片付けたきっかけ

ー 実家を売却するか賃貸するか?

いつか実家を相続する日の事を考えると、売ってしまった方のが良いのか、賃貸に出した方のが良いのかを考えはじめ、査定をしてもらうにも貸し出すにもまずは実家の片付けをした方が良いと思ったので、実家を片付け始めました。

 

物を捨てられない両親の実家を整理し始めると

・結婚前から大事にしていた洋服

・何年も前の医療費の領収書

・引き出物でもらった食器など

・洗剤や日常品の使いきれないほどの予備(時には古すぎてシャンプーが2重の層に分かれてしまっていて使う気になれないもの)

・クリーニング店からもらった使わないハンガー

・オンラインで頼んだ時の梱包材や段ボール

実家の片付け段ボール実家の片付け書類の片付け実家の片付けハンガー

などなど、絶対に使わないという物がぎっしりと詰まっていて、どこから手を付けて良いか分からず、見て見ぬふりをしたくなってしまったのですが、将来の事を考えると実家を片付けるなら今しかないと片付ける期限を決めて実家整理を始めました。

時間もないどこから片付けて良いか分からない等途方に暮れてしまう場合、整理のプロに見積もりをお願いしてみても良いと思います。

実家整理の始め方

ー 用意するもの

ゴミ袋、後でゆっくり見直すものを入れる段ボールか箱、マジックなどの筆記用具

・ラベルシート

段ボールなら直接書いておいてもいいですが、綺麗な箱などに入れて後で見直そうという時には、ラベルシートに綺麗に何が入っているか書いておくと後から分かりやすいです。

・軍手

古い家具は木が欠けていたり、壊れていたりすることがあり、手を傷つける事も。

家具などを動かす時には軍手があると手を痛めずに便利です。

・マスク

長い事使っていない物などは埃だらけなので、マスクなしで作業をすると後々鼻水が止まらなかったり、体調を崩す原因になりますので、マスクはあった方がいいです。

・介護用などの薄手の透明なゴム手袋

汚いと思う物もこのゴム手袋があれば問題なく触れるので掃除には役立ちます!

・シュレッダー

個人情報の乗った書類や医療費の領収書、お薬手帳など、名前が載っているものはシュレッダーがあると楽に捨てられます。

どこから始めるか?

とにかく、物の量を減らしたいと思ったので、まずは一番いらないものがありそうな場所から燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ごみなどに分け、どんどん処分していきました。

かさばらない書類など個人情報があるものを見ていると時間がかかるので、箱に入れ後でゆっくり中を見ながら分ける捨てるものはシュレッダーにかけることに。

ー 実家整理のコツとテクニック

短時間で効果的に整理するためには、大体の片付けを終える期日を決めること。
片付けを終える期日を決めることで、ちょっと寄り道(思い出の品を見て手が止まる)したくなっても時間がないから後回しにして期日に向けて黙々と片付けられます。
明らかにいらない物とすぐに判断がつかない物を分けて出来るだけ処分したり売れるものは業者さんに写真などを送り売れなければ捨てるなどとにかく家から物をなくす。

ー 物の分類方法

捨てるべきもの、保管するべきもの、売却するべきもの
捨てるものは袋へ入れていく。
保管するものは箱へ入れて後で片付ける。
売却するものはまとめておき、全ての写真をスマホで撮り、大きさを計測する。
後から確認するものは、箱などに入れ、ペンや鉛筆で何が入っているかをメモしておく。

ー 思い出の品

写真や手紙などはデジタル化して保存する方法もありますが、捨てられない場合は、捨てようと思う時まで取っておいてもいいと思います。

ー 家族とのコミュニケーション

整理を進める上で家族全員が納得できるように、捨てても良いか迷ったらにラインなどで誰か欲しい人がいるか確認します。

ー 専門家の利用

不用品回収業者

不用品を回収してもらう時、高額買取と書いてあっても無料で引き取る、無料でも引き取ってくれないものもあります。
捨てるにはお金がかかる時代なので、無料で誰かの役に立てばと使わない着物などは無料でも引き取ってくれるなら引き取ってもらいました。
大きな家具は、不用品回収業者、リサイクルショップに見積もりをお願いしたらタンス1つに付き約1万円と言われて驚き、ジモティーで欲しい人にあげ、それでも引き取りてがつかないものは運べるものは自分で運び市の粗大ごみとして出しました。
市の粗大ごみは1点800円。
しかし、あまりにも重たくて運べないタンスが1つあったので、何でも屋さんに運んで処分までお願いしました。
便利屋さんに頼んだタンス処分料金は6,000円
出来るだけ自分で片付けることでコストをかなり削減出来ますが、時間もない、心に余裕もないという場合は、人生に何度もない事ですので専門業者さんにお願いしても良いと思います。

ー 実家を売るか貸すか?

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まとめ

実家整理は時間と体力が必要な作業なので、年齢を重ねると重たいものを持ち上げたりして怪我をしたり身体を痛めたりすることもあり得ます。なので、まだ体力のある40、50代で出来るだけ片付けておくことで、実家を相続した際に慌てずに済みます。
そして、両親の知らなかった一面を見る事が出来たり、心の安らぎを得る事が出来る可能性もあります。
大変な作業ですが、計画的に進めることでスムーズに行うことができます。