▶前回の記事 「株日記」政府の補助金は株価の上昇につながるか?
筆者がオーディブルで繰り返し聞いたおすすめ3冊
▶ 『賢明なる投資家』
▶ 『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円』
▶ 『会社四季報 速読1時間で10倍株を見つける方法』
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前回の記事「株日記」政府の補助金は株価の上昇につながるか?では、財務指標の大切さを学びながら投資経験を積んでいった。
そして今回、新たに気になった企業があった。
数字を調べていくうちに、ROAが異常に高い企業を見つけた。
それが 8136 サンリオ だった。
ROA・ROEが異常に高いサンリオとの出会い
こんなにROEが高い企業は初めてで、驚いたと同時に「なぜこんなに収益性が高いのか?」という疑問が湧き、調べてみた。
創業者のお孫さんが社長を務めており、企業の方向性を説明した動画を見て印象的だったのが、「みんな仲良く」というコンセプト。サンリオのキャラクターを世界へ広げていくという強いメッセージを感じた。
ブランド力 × ライセンスビジネスの強み
サンリオはブランド力を活かしたライセンスビジネスを世界規模で展開している。
工場を作る必要がなく、ビジネスモデルが非常に効率的。
営業がうまくいけば、世界中で売上が拡大していく。
私が子どもの頃からサンリオは人気だったが、最近はクロミ、ポムポムプリンなど新旧キャラクターが再注目され、ここ数年海外でよく見かけるようになった。
高PERでも“企業への魅力”が勝った購入判断
JR東海を買おうとして逃した経験もあり、サンリオは高PERだったが、少しだけ買って様子を見ることにした。
2025年9月11日時点 株価:7,326円(PER 40.49)
- PER:40.49
- PBR:17.06
- ROA:20.62
- ROE:48.63
短期売買の結果とその後の後悔
その後株価は下がり、9月22日に6,665円を底に回復し、買い足しも行った。
そして、2025年10月1日 7,254円で売却
利益:+1,242円
配当:30円 × 6株 = 180円
しかしその後、決算に向けて上がった時点で再購入。その後の決算で市場期待に届かない数字だったことから、株価は一気に20%以上下落。
「利益が出ていた時にもう少し待てば…」と後悔。
この後悔があったから、決算前に5株のみ再購入。
市場の期待が大きい銘柄の難しさ
2025年10月のレーティングでは8,000円予想も出ていたが、結局サンリオ株は決算後に急落し、2025年11月14日には5,813円まで下落。9月の底値6,665円も割り込んだ。
財務は優秀で利益も伸びている優良企業。
配当も62円へ増やしたのに、一気に暴落するという現実に投資初心者として衝撃を受けた。
「ROEが高いから上がる」ではなく、市場の期待が織り込まれている銘柄は、良い決算でも下がることがあるということを痛感した。
AIに今後のサンリオ株の見通しを相談した
AIによるとサンリオ株は現在、9月の安値を割り込み、次のサポートは5,500円、場合によっては心理的節目の5,000円という。
AIなので、間違えることもある。間違えて欲しいと思う。
しかし、長期目線で考えたら、7,000円台、もしくはもっと高くなる銘柄が5,000円台で買えるチャンス。
少しずつ買ってもいいのかもしれない。
株価下落の背景
- 増収増益でも市場期待を下回り失望売り
- アナリスト予想を下回った純利益見通し
- 過去の大規模売り出しが需給悪化を残している
AIテクニカル分析
- 押し目買いよりも“底値確認”が必要
押し目候補:5,500円 ~ 5,000円
PERとROEの関係から見る妥当株価
サンリオのようにROEが30〜35%と極端に高い企業では、PERは25~40倍が妥当とされる。
これまで調べていくと、任天堂やソニーも過去に似たような大きな調整があり、その後成長を続けてきたことが分かった。なので、悲観的になるのではなく、チャンスだと捉え、押し目を買っていくのが良い。
5,000円台で購入するチャンスは来るのか?
優良企業でもタイミングがずれると大きく損をする可能性がある。
そして、市場は常に「期待」と「現実」のギャップで動く。
ブラックロックは最近サンリオ株を購入し、保有比率が5%を超えたことを報告しています。
詳細説明
- 提出日:2025年7月18日
- 報告義務発生日:2025年7月15日
- 保有比率:ブラックロックと共同保有者の合計で 5.05% に達しました。
- 保有株数:およそ 12,900,600株 を保有していると報告されています。
- 提出者:ブラックロック・ジャパン株式会社(米ブラックロックの日本法人)
- 保有目的:純投資(顧客資産の運用や投資信託の運用目的)であり、経営介入を目的としたものではありません。
背景
ブラックロックは世界最大級の資産運用会社であり、日本市場でも多くの企業株を保有しています。今回のサンリオ株式の大量保有報告は、長期的な成長性や市場評価への信頼の表れと見ることができます。
特にサンリオは「ハローキティ」などのキャラクター事業で世界的に展開しており、安定したブランド力を持つため、機関投資家からの注目度が高い企業です。
恐らく6,699円くらいで大量購入し、長期で保有するのだと想像する。
なので、これ以上あまり下がらないとは思うが、企業がどれだけ優良でも「買うタイミング」と「売るタイミング」がとても大切だと改めて実感した。
そして、決済発表前、決済発表後は気を付けること。
これから
2026年3月の予想ROEも40を超える優良企業なので、いつかは戻ってくると思われます。
それがいつなのか?過去の事例をAIに聞いてみた。
📈 過去の回復パターン
- 2025年8月の急落(利益確定売り)
- 5連騰で株価が約39%上昇した後に急落。
- その後、数週間で再び買いが入り、株価は下値を固めて回復基調に。
- 短期的な調整に過ぎず、中期では上昇トレンドを維持しました。
⏳ 回復までの時間感覚
- 需給要因(利益確定売り)による下落 → 数日〜数週間で回復することが多い。
- 市場期待との乖離による下落 → 数か月かけてじわじわ回復するケースが多い。
- 外部要因(為替・関税など)による下落 → 不透明感が続くと回復に時間がかかる。
⚖️ まとめ
サンリオ株は急落しても、業績の成長力やブランド力が強いため比較的早く回復する傾向があります。
短期的な調整は数週間、中期的な失望売りでも数か月で戻すケースが多いです。
※あくまでもAIが調べてくれた意見ですので、これらを踏まえて自分の頭で考えてタイミングを見計らいたいと思います。
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