「株日記」為替リスクを避けたくて選んだ「アズビル」—でも短期で手放した理由

株日記

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■ 本文

2025年10月末。
2025年7月末から株式投資を始めて数か月、まだ「怖い・不安・よく分からない」が入り混じった時期でした。

その頃は円高リスクを恐れ、
「輸出中心の企業は為替変動で大きく下がるのでは?」
と考えるようになり、国内で安定収益を上げる銘柄へ少しずつシフトしていました。

■ そこで見つけたのが空調制御の国内首位「アズビル」

アズビルは、

  • 空調制御では国内トップシェア

  • 計測・制御技術の独自性

  • 開発〜施工〜保守まで自社で完結する一貫体制

  • ビル・工場・インフラなど幅広い分野に展開

と、非常に堅実かつ強みの明確な企業。

ざっくりまとめると、こんな優位性があります。

強み 内容 優位性
国内首位シェア ビル空調制御 安定した市場支配力
一貫体制 開発〜保守まで自社対応 信頼性・品質が高い
技術力 計測・制御の高度技術 他社が真似しにくい
多角展開 建物・工場・ライフライン 安定需要+成長余地
競合優位 そもそも競合が少ない 長期的な収益基盤

財務指標は、

  • ROE:10%超

  • PER:約23倍

  • PBR:約3倍

  • 配当:1.79%

やや割高で配当も控えめですが、為替リスクが低く、国内比率が高い点を評価し、
2025年10月30日、1,460円で20株購入

「下がったら買い増ししよう」と思っていました。


■ 中期経営計画を知り、数日で売却へ

購入後に改めて調べて気づいたのがこれ。

「2025〜2027年度の中期経営計画では、売上高を年3〜4%成長」

正直、筆者が望んでいるのは

年10〜30%成長してくれる“勢いのある企業”

アズビルは良い会社ですが、期待している成長スピードとは違うと判断。

そこで早めに他の銘柄に乗り換えることにし、

  • 10月31日 1,449円で売却(+790円)

小さく利益を出して取引終了しました。

ところが、休み明けに8%ほど上昇!

その後は下がったので、一過性のものだと思うのですが、もう少し待っていたら利益が増えていたなと思った取引でした。

以前、休み明けに株価がガクンと下がった時があり、週末には出来るだけ銘柄を整理しようとしていた時期だった。

タイミングが難しいので、プラスになっただけ良かったと思おう!


■ アズビルが向いている投資家とは?

アズビルは決して悪い企業ではありません。むしろ“安定性重視の人には優良銘柄”だと思います。

1. 安定志向の投資家
景気に左右されにくい空調制御・ライフライン事業が中心。
→ 大きな値動きより安定を求める人向け。

2. 社会インフラが好きな人
ガス・水道・医療など、人の生活に直結する仕事が多い。
→ ESGや社会貢献を重視する人に合う。

3. 長期投資家
中期計画は堅実で、急騰しにくいが長期成長を狙える。
→ コツコツ育てるのが好きな人におすすめ。

4. 為替リスクを抑えたい人
海外比率は約20%と低め。
→ 輸出大手ほど為替に振り回されない。


■ その後の株価と今後の見どころ

2025年12月9日時点:1,446円

1か月ほどでは大きな動きは見られず、予想通り安定した値動き。

年間成長率3〜4%なら、
株価は**1,570円(約+10%)**程度までの伸びに留まるのでは、という印象です。

ただし、気になるニュースも。

🔸 2025年12月にブラックロックが大量保有を報告

大手が買ってくるということは、長期的にチャンスがあるかもしれません。
今後の動きを静かに観察していくつもりです。

つづき

「株日記」業績は良いのになかなか上がらないSHIFT(3697)を買ってみた –