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株日記「ネガティブなニュースはチャンスかも」― 川崎重工で学んだ投資判断と自制心
この記事について
株を始めてから、日常生活の中で使っているサービスや商品を提供する企業の株に興味を持つようになりました。
今回はその中でも特に気になった「銀行銘柄」についての記録です。
筆者がオーディブルで繰り返し聞いた3冊
▶ 『賢明なる投資家』
▶ 『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円』
▶ 『会社四季報 速読1時間で10倍株を見つける方法』
銀行株に関心を持ったきっかけ
株を始めると、普段利用している企業やサービスが急に身近に感じられます。
スーパー、電力、通信、そして銀行。
ふと「銀行の株ってどうなんだろう?」と思い調べてみると、どの銀行もPERが高く、割安感が少ない印象でした。
それでも、ニュースで「そろそろ利上げがあるのでは」という話題が増えてきたこともあり、
“利上げ前に一度だけでも銀行銘柄を持ってみたい”と思うようになりました。
選んだのは「みずほ」
今の時代、ネット銀行の台頭で手数料の安いサービスが人気。
特に楽天銀行は利用者が多く、勢いを感じます。
ただ、楽天銀行は株価が上昇していて手が出しにくい価格帯。
そのため、楽天グループと業務提携をしているみずほフィナンシャルグループを選びました。
みずほは、楽天カード株式の14.99%を取得しており、
「楽天が伸びれば、みずほも恩恵を受ける」という期待もありました。
みずほ株の購入記録
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購入日:2025年9月5日
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購入価格:4,839円 × 5株
指標メモ:
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PER:13.68
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PBR:1.15
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ROA:0.31
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ROE:8.57
売却とその理由
10月14日前後、多くの銘柄が下落。
「金利はまだ上がらないかもしれない」という報道もあり、
10月20日にみずほ株を売却しました。
振り返ると、10月17日が底でした。
その後株価は回復し、10月31日には5,149円まで上昇。
結果的に「もう少し待てばプラスだった」と思う反面、
リスクを取らない判断も悪くはなかったのかもしれません。
損益まとめ
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売却損:-210円
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配当:145円 × 5株 = 725円
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差引:+515円
大きな利益ではないですが、「小さく学べた」取引でした。
その後の動きと学び
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2025年11月12日:5,182円
結果的に再び上昇していました。
みずほのようなメガバンク銘柄は、下がった時に少しずつ買い足して長く保有するのが向いていると感じました。
ノートには「下がったら買い足し」と書いていたのに、
この時期は他の銘柄を調べることに夢中で、
記録を見返す余裕がなかったのが反省点です。
同時期に気になったSBIホールディングス(8473)
6,695円だったので、もう少し下がらないかなと思い忘れていた。
今回の学び
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メガバンクは長期目線で保有する価値がある
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利上げや景気動向が株価に与える影響を意識することが大切
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ノートを見直す“習慣”をつけることも投資の一部
まとめ
「銀行銘柄は地味」と思っていたけれど、実際に保有してみると経済の仕組みがよく見えてきます。
日々のニュースや金融政策を意識するようになり、
株を通して日本経済の動きを実感できるようになった一件でした。
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免責事項
当サイトの株日記は、個人の体験を記録したものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
投資はご自身の判断と責任で行ってください。