駐車場経営トラブル事例と対策

駐車場経営と大家が取った対策

長年駐車場経営をしていると、トラブルが発生することがあります。

以下に、よくあるトラブルとその対策をまとめました。

 

この記事で分かる事
駐車場経営でのトラブル対処法
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駐車場経営時によくあるトラブル

料金の未払い

駐車場契約をする時には安定した収入がある人でも、収入が減ってしまったり、収入がなくなってしまったりする人もいます。

実際に何カ月にも渡り、賃料を払ってくれない借主もいました。

 

借主と何度交渉しても支払ってくれない時には最終的には弁護士さんに依頼することになるのですが、弁護士さんに依頼するとお金も時間もかかるので、出来るだけ家賃滞納のトラブルは避けたいものです。

 

家賃滞納の対策としては月極駐車場では、借主と契約を結ぶ時、しっかりとした保証人を立てる事、信頼できる不動産業者・管理会社さんを見つけることです。

 

色々な不動産業者さんとお付き合いさせていただき、失敗も重ねたからこそ言えることは、不動産業者さん選びは本当に重要です。

 

出来る限りトラブルのない不動産経営をするには、少しくらい手数料が高くても信頼出来る不動産業者さんを探すことです。

 

無断駐車や放置車両

月極駐車場にもかかわらず、無断で駐車する人がいて、貸している人が駐車出来ないというトラブルが起こる事があります。

 

何度か車に紙を挟み違法駐車をやめて欲しい事を伝えましたが、やめなかったので警察に相談し解決しました。

 

警察へ電話をする前に、本物の駐車違反切符にそっくりな駐車違反警告ステッカーを貼って
心理作戦を取るのも良いと思います。

このステッカーの凄い所は、剥がせるシールタイプなので、のりやテープなしで手軽にガラスなどへ貼れて、「車種・車両ナンバーを記録した、カメラで証拠写真も撮影済み」という内容の警告、
警察からの罰金や、私有地の場合は駐車代金や損害賠償請求があることを示唆する脅しの文章も入っているので今後は無断駐車はやめようとする効果抜群だと思います。

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もしくは、違法駐車をされないように駐車場の目立つところに、無断駐車を禁止する看板を設置したり、防犯カメラを設置したり、管理会社に委託する対策を取っておく、

 

駐車場が近所なら、掃除に行くなど顔を出して管理が行き届いていることをアピールすることで無断駐車をしにくい環境を作るというのも良いと思います。

 

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違法駐車を見つけたら

まずは、ナンバーと車が分かりやすい写真を撮っておきます。

そして、見えやすい所に無断駐車で借りている人が止められず困っている紙(↑のような脅し文の入っているステッカー)を見えやすい所へ挟みます。

 

それでもやめない場合、損害賠償を請求するなど少し強めの文章に変更します。

それでもやめない場合、近くの警察に通報・相談します。

 

警告書の貼り付けや、警察へ相談しても解決しない場合は、無断駐車をしている車両の所有者を特定し、内容証明郵便を送ります。

 

■所有者特定および内容証明郵便を送る手順

  1. ナンバープレートの写真を撮る
  2. 無断駐車をされた日付や時間を記録する
  3. 登録事項等証明書で所有者を調べる
  4. 所有者に内容証明郵便を送る

私有地に無断駐車をされている場合は、陸運支局または自動車検査登録事務所で「登録事項等証明書」の交付請求をすると、車の所有者の氏名・住所がわかります。請求に必要なものは、以下のとおりです。

 

■登録事項等証明書の交付請求に必要なもの
・請求書(見取り図、場所、無断駐車の期間、請求の理由などを記載)
・手数料印紙
・請求者の本人確認書類
・無断駐車している車やナンバープレートの写真

無断駐車車両の登録地域にかかわらず、どこの運輸支局または自動車検査登録事務所でも書類の交付請求は可能です。所有者を特定できたら、内容証明郵便を送り、無断駐車をやめるよう警告しましょう。

 

損害賠償請求をする
内容証明郵便を送っても相手が応じない場合には、最終手段として損害賠償請求をする方法があります。

この場合は、弁護士へ依頼して民事訴訟による損害賠償請求をおこないますが、必ずしも損害賠償が認められるとは限りませんし、裁判には費用がかかるうえ、手間や時間もかかります。

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駐車場内での事故

駐車場経営・トラブルと対策

幸い今まで事故のトラブルはなかったので、実体験は書けませんが、事故防止の対策としては

・事故が起こりにくいレイアウトにする。

・駐車場側に責任がないことを規約に明記する。

などして未然に防ぐことが大切です。

 

ごみの不法投棄

駐車場経営をしていると、駐車場にタイヤが捨ててあったりします。

不法投棄をされてしまったら、持ち主を特定できないので、ごみを処分するしかありません。

 

不法投棄の対策は、管理が行き届いていて不法投棄しにくい駐車場作りが重要です。

・駐車場を綺麗に保つ

管理が行き届いている駐車場よりも管理が行き届いていない駐車場の方が不法投棄されやすいので、雑草などを定期的に取り、綺麗な環境を保つことが大切です。

 

・監視カメラを設置する

監視カメラがあると不法投棄しにくいので、監視カメラを設置するのも良い対策です。

 

まとめ

駐車場経営で起こるトラブルと対策をまとめました。

 

トラブルだけ見ると、駐車場経営は大変だと思ってしまいますが、借主の入れ替え時にリフォームすることもないですし、建物の修繕などもないのでアパート経営に比べると時間・経費ともにかからないのが駐車場経営です。

 

とはいえ、数十年駐車場を貸してきて、最終的にはコインパーキングにして管理は管理会社に任せてしまうという結論に至りました。