駐車場経営で起きる5つのトラブルと対策|20年続けたオーナーが実体験で解説

駐車場経営と大家が取った対策

駐車場経営は「手間がかからない不動産投資」と言われますが、実際には無断駐車・滞納・不法投棄など、悩まされる場面もあります。私の家族は20年以上駐車場を運営してきましたが、最終的にはコインパーキングにして管理会社に任せるという判断に至りました。
この記事では、駐車場経営で実際に経験したトラブルとその対処法を、実体験を交えてご紹介します。 

1. 家賃(使用料)の滞納

収入が安定していると思って契約した借主でも、生活環境の変化により滞納されることがあります。

私の経験では、何か月も支払いがない借主に対し、何度も交渉しても改善されず、最終的に弁護士を通して対応することになりました。

対策

  • 保証人をしっかり立てる
  • 信頼できる不動産業者・管理会社を選ぶ(安さより信頼重視←本当に実感しています)

 

2. 無断駐車・放置車両

月極契約にもかかわらず、無断で駐車されてしまうケースもあります。

実際、紙で警告しても無視されることがありました。

その後、警察に相談し、解決に至りましたが、無断駐車対策には、防犯カメラ設置が効果的です。

私の知人もこの【屋外対応・録画機能付き防犯カメラ】を設置してから、不法投棄がぴたりと止まりました。

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  • 録画:SDカード記録/クラウド保存

  • 通信:Wi-Fi

  • ソーラーパネルによって継続的に給電されるため、頻繁なバッテリー充電の煩わしさから解放されます

💬 一言ポイント
電源の取れない場所でも設置可。電源フリーで駐車場に最適。

 

 

対策手順

  1. ナンバーと車体の写真を撮る
  2. 警告ステッカー・紙で警告 Amazonnで購入する
  3. 改善しなければ警察へ相談
  4. 必要に応じて内容証明を送付
  5. 最終的に損害賠償請求へ(弁護士対応)

私有地に無断駐車をされている場合は、陸運支局または自動車検査登録事務所で「登録事項等証明書」の交付請求をすると、車の所有者の氏名・住所がわかります。請求に必要なものは、以下のとおりです。

■登録事項等証明書の交付請求に必要なもの
・請求書(見取り図、場所、無断駐車の期間、請求の理由などを記載)
・手数料印紙
・請求者の本人確認書類
・無断駐車している車やナンバープレートの写真

無断駐車車両の登録地域にかかわらず、どこの運輸支局または自動車検査登録事務所でも書類の交付請求は可能です。所有者を特定できたら、内容証明郵便を送り、無断駐車をやめるよう警告しましょう。

警告書の例:
「この車両は無断で駐車されています。車種・ナンバーは記録済み、写真撮影済みです。警察へ通報・損害賠償請求の対象となります。」

 

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損害賠償請求をする最終手段として損害賠償請求をする方法があります。この場合は、弁護士へ依頼して民事訴訟による損害賠償請求をおこないますが、必ずしも損害賠償が認められるとは限りませんし、裁判には費用がかかるうえ、手間や時間もかかります。

 

3. 駐車場内での事故

駐車場経営・トラブルと対策

幸い、私は事故によるトラブルは経験していませんが、予防は重要です。

事故対策

  • 出入りしやすいレイアウトに設計する
  • 契約書に「当駐車場内の事故は責任を負いません」と明記する

 

4. ごみの不法投棄

タイヤなど粗大ゴミが放置されることがあります。

持ち主がわからない場合、オーナーが処分するしかありません。

予防策

  • 駐車場を常に清掃・管理し、綺麗に保つ
  • 監視カメラを設置する
  • 「不法投棄禁止」などの看板を掲示

 

5. 最終的にたどり着いた答え:管理委託+コインパーキング

長年の経験から、最終的には「コインパーキング化+管理会社に委託」することで、手間とトラブルを最小限にできました。

アパート経営と比べた駐車場経営の利点:

  • リフォーム不要
  • 建物の修繕なし
  • 借主対応も不要(管理会社対応)

 

まとめ

駐車場経営ではトラブルも発生しますが、適切な対策とパートナー選びで十分に防げます。特に無断駐車や滞納への対応は経験者でないと分からない部分も多いです。

この記事が、これから駐車場経営を始める方の参考になれば幸いです。

 

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